健康診断などで不整脈や心電図異常を指摘された方は心臓疾患が潜んでいる可能性があります。
胸がドキドキする、脈が飛ぶ、胸が絞めつけられる、胸が圧迫される気がする、息切れや息苦しさを感じる、手足がむくみなどの症状がある方は一度詳しい検査をすることをお勧めします。
健康診断などで不整脈や心電図異常を指摘された方は心臓疾患が潜んでいる可能性があります。
胸がドキドキする、脈が飛ぶ、胸が絞めつけられる、胸が圧迫される気がする、息切れや息苦しさを感じる、手足がむくみなどの症状がある方は一度詳しい検査をすることをお勧めします。
血圧が高い、コレステロール値が高い、血糖値が高い、尿酸値が高いなどに該当する方は生活習慣病と診断されます。
生活習慣病の最も怖いところは自覚症状がないことです。
治療をぜずに放置していると動脈硬化や心筋梗塞など、生死にかかわる病気に発展する可能性があります。
あなたは、「血圧が高いですね」、「コレステロールや中性脂肪が高めですよ」、「糖尿病予備軍です」などと言われたことはありませんか。またはあなたは愛煙家でしょうか。もしそうであれば、あなたの血管は実年齢以上に老化しているかもしれません。
血管の老化のことを動脈硬化といいます。動脈硬化が進むと、文字通り血管が硬くなり、内側にはプラークと呼ばれる余分な油がたまっていきます。このプラークの部分には血栓ができやすいため、命にかかわる病気である心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなります。
首の血管である頚動脈は、脳に酸素や栄養を送るための道として非常に大切な血管です。この血管や脳内の血管の動脈硬化が進行し、血液の通り道がプラークや血栓で狭くなったりふさがれたりした場合、脳梗塞を起こしてしまいます。また、動脈硬化は全身の血管で同時進行していることが多いので、心臓に酸素や栄養を届けるための血管である冠動脈で同様のことが起こると、心筋梗塞になってしまうのです。
では、あなたの動脈硬化の程度を知るにはどうすればいいのでしょうか?
当クリニックで比較的簡単に行える動脈硬化検査のひとつに頚動脈超音波検査があります。ゼリーを首につけて超音波を当てて血管を画面に映して見る検査であり、苦痛は伴いません。検査時間は15分程度です。
この検査では、プラークができたために厚くなった血管の壁を観察することができます。実際の検査画面を観てみましょう。
図1は、動脈硬化がほとんど見られない血管です。血管の壁は薄く平坦です。
図2は、軽度の動脈硬化が見られます。血管の壁が一部厚くなっています。この部分がプラークです。